表題番号:2020C-177 日付:2021/04/09
研究課題証券市場における不実開示時の損害賠償制度のあり方
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 商学部 教授 和田 宗久
研究成果概要
 本研究は、わが国および主要国における虚偽の情報開示に対するエンフォースメントの状況について分析を行い、今後、どのような形で民事責任制度を活用していくことが、虚偽の不実開示の実効的な抑止に繋がり、証券市場のIntegrityの向上に結びついていくのかということを様々なデータの分析や有用なモデルの構築と同モデルを用いた分析によって導き出すことを目的としているところ、2020年度は、データ分析とモデル構築については準備作業を行うに留まったものの、アメリカやイギリスにおけるエンフォースメントの状況については一定の分析を行い、1つの論文にまとめて脱稿した(同論文は2021年前半中に脱稿予定である)。