表題番号:2020C-165 日付:2021/04/04
研究課題不正主体とコーポレートガバナンス主体の間の関係性を考慮した実証分析
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 商学部 助手 柴野 良美
研究成果概要

 これまでに不正会計とコーポレートガバナンスに関する研究を進めている。本研究はこれまで蓄積した研究を発展させたものであり、コーポレートガバナンスの制度が、性質の異なる企業不正の主体に対して有効に機能するのか否かを、企業不正の主体とガバナンス主体の関係性に着目して、実証的に分析することを目的としている。

 本年度の作業は以下の状況であった。企業不正の主体およびガバナンス主体に関する詳細な情報が必要になることから、企業の開示資料等からデータを収集する作業を進めた。しかし、コロナウイルスの影響により一部のデータベースへのアクセスが困難な状況となったことから、翌年度も継続して、データの拡張作業を進める。