表題番号:2020C-157
日付:2021/09/11
研究課題学習英英辞典の発達:新機軸を中心に
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 商学学術院 商学部 | 教授 | 山田 茂 |
- 研究成果概要
- 本研究では、学習英英辞典の数あるフィーチャーの中から、定義語義と見出し語の重要度表示を取り上げた。全てが外国語で記述される学習英英辞典において、学習者の負担軽減のため、2000語の定義語彙をLDOCE1(1978)が導入して以来、他の辞書にも広まった。見出し語の重要度表示は、学習英和辞典で広く行われているが、1990年代半ば以降、コーパス準拠が一般化した学習英英辞典では、見出し語の重要度を頻度で表示した。OALD7(2005)はOxford3000を開発した。これは、学習者が最初に習熟すべき3000語であり、定義語彙も兼ねる。近年、Academic Word List、CEFR等による重要語句表示もなされるようになったが、それらが有効活用されるためには表示法等に注意が必要である。