表題番号:2020C-118 日付:2021/04/08
研究課題女性教育テクストとしての和歌と女訓書の研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 教授 田渕 句美子
研究成果概要
 本研究は、「女性教育テクストとしての和歌と女訓書の研究」であり、平安期から鎌倉期にかけての和歌、女訓書、および関連文献を、女性教育という視点で捉え直すことを目的としたものである。女性に対する教育という視点で、日本文学史の平安・鎌倉期の文学を再考することは、これまで、和歌とその周辺の分野では、あまり重要視されていなかった。本年度の研究成果として、鎌倉中期の物語歌集である『風葉和歌集』について研究を進めたことと、『阿仏の文』という女訓書としては最も古いものの注釈・研究を進めたことが挙げられる。いずれも論文・書籍として刊行する予定である。