表題番号:2020C-116 日付:2020/11/07
研究課題日本語文献の海外流通から見た第二次世界大戦期日本の文化戦略に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 教授 和田 敦彦
研究成果概要

本研究は、第二次世界大戦前、及び戦中期の日本の国際文化戦略の中で、日本の書物を海外に送る、あるいは交換するという事業を調査し、その中で文学表現がどのような役割を負ってきたのかを明らかにする目的で行っている。本年は、これまで調査を進めてきた蔵書の一つである、ベトナム社会科学アカデミーの社会科学図書館が所蔵する日本語蔵書が、国際交流基金の支援を得てその蔵書を広く世界に向けて公開、発信していく国際会議を、対面とインターネットを通じたオンラインとのハイブリッドの形で開催された。そこで、これまでの研究成果を報告するとともに、著書、論文を通して日本の文化戦略と海外蔵書形成の歴史的な関係についての知見を発信していった。