表題番号:2020C-110 日付:2021/02/03
研究課題日本版BWAPの開発へ向けて~発達障害児のキャリア教育支援~
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 教授 梅永 雄二
(連携研究者) 大妻女子大学 助教 繩岡好晴
(連携研究者) 目白大学 助教 滝島真優
(連携研究者) 横浜国立大学教育学部附属特別支援学校 教諭 宮野雄太
(連携研究者) 社会福祉法人はーとふる 管理者 加藤健生
研究成果概要

自閉症児者支援の世界最先端といわれている米国ノースカロライナ大学医学部の”TEACCH Autism Program”で開発された高機能ASD生徒・学生のためのキャリア教育であるTSTEP(TEACCH School Transition to Employment and Postsecondary Education Program)において使用されているBWAP2(Becker Work Adjustment Profile second edition)というアセスメントの日本版の作成を行った。 

BWAP2では、従来の狭い範囲の職業能力だけではなく、高機能ASD者の対人関係やコミュニケーション能力、時間管理などのソフトスキルの項目が多数導入されており、我が国におけるASD児童生徒のキャリア教育に非常に有効であると考えられたため、障害者就労移行支援事業所、知的障害特別支援学校、障害者福祉施設等と研究会を実施し「発達障害の人の就労アセスメントツール」(合同出版)として刊行した。