表題番号:2020C-083 日付:2021/02/03
研究課題農村地域での遊びを通した異世代交流によるコミュニティづくり
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 教授 高野 孝子
研究成果概要

本研究は、高齢化率43%の福井県池田町で、小中学生が年配者から昔遊びを教えてもらいながら2泊3日をキャンプで過ごし、地域意識の変化を検証するものとした。コロナウィルス感染拡大の影響で、実施内容が縮小され、収集データは十二分とは言えない。限定的な結果ではあるが、参加した11人の子どもたちからは、町や事業を行った地区に関する新たな発見があったことが語られ、地域の人たちへの感謝の思いも発せられた。愛着とアイデンティティにつながる可能性が見える。地域の人たちからは、彼ら同士の交流につながり、自身が学ぶことや気づくことがあったことが語られ、改めて互いの関係を深めることとなったことがうかがえる。