表題番号:2020C-073 日付:2021/04/16
研究課題アニメーション化の微視的分析:異なるメディア間での翻案がもつ制約と可能性
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 教授 細馬 宏通
研究成果概要
1. 作画内の時間構造分析、2. 絵コンテと作画間の時間構造の比較分析、3. 視覚障害者用の音響キューによるアニメーション表現の翻訳の分析を行った。いずれの場合も、まずELANによってアニメーションのショット分析を行い、各ショットとカットの構造を記述した上で、1に関してはショット間比較を、2に関しては絵コンテと実際に描かれた作画の比較を行った。3に関しては、アクションRPGゲーム「Last of Us」の視覚障害者用音響キューを対象に、アニメーションの各ショットで用いられる空間表現が音響キューによってどのように表現し直され、それがどのような空間認知をもたらしているかを分析した。