表題番号:2020C-053 日付:2021/02/25
研究課題マンション及びマンション法制の持続可能性に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 大学院法務研究科 教授 鎌野 邦樹
研究成果概要
  本特定課題研究は、現在、研究助成を受けている科研費(「マンション区分所有法制の再構築-マンション法制の国際比較研究の成果を踏まえて-」(2018年度~2020年度)に関連して、「マンションとマンション法制の持続可能性」を対象にした。その結果、(1)マンションには建物としての寿命があることから、その法制には、建物の建替えと解消の制度を用意する必要があること、(2)現行区分所有法は、前者のみを定め、後者を用意していないから「持続可能な法制」とはいえないこと、(3)都市部の居住用途を含む巨大な再開発区分所有建物は、「管理」、「更新」及び「売却」を円滑になし得る「持続可能な開発」とはいえないのではないかということを明らかにした。