表題番号:2020C-038 日付:2021/04/09
研究課題超高齢社会における担保制度の機能をめぐる準備的考察
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 法学部 教授 大澤 慎太郎
研究成果概要
 本研究の最終的な到達目標は、超高齢社会において、担保制度はいかなる役割を果たし、また、果たしうるのかを理論的および実証的に考察するという点にある。もっとも、テーマ自体の広大さ、長大さゆえ、さしあたり「本研究課題」が目的とするのはその準備活動としての論点(問題)の「洗い出し」に止まる。成果としては、「担保制度」の中でも申請者が従前から研究対象としている「保証」の分野を中心に、超高齢社会におけるその機能に関係した各種資料の分析を行い、関連して問題となる「保証人の保護」をめぐる近時の裁判例や研究の展開を併せて考察することを通じて、保証制度をめぐる「新たな問題の傾向性」を掴むことができたという点を挙げることができる。