表題番号:2019R-086 日付:2020/04/10
研究課題Hf-N系前駆体を用いた立方晶窒化ハフニウムとその固溶体の高圧合成とその特性評価
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 菅原 義之
(連携研究者) フェロー 物質・材料研究機構 谷口尚
(連携研究者) 主任研究員 物質・材料研究機構 川村史朗
(連携研究者) 理工学術院 准教授 ゲガンレジス
研究成果概要
切削工具等へ応用されている超硬材料として期待される立方晶窒化ハフニウム(Hf3N4)の合成には高温・高圧が必要である。立方晶窒化ハフニウムは、これまで10 GPaを超える圧力で合成されてきたが、提案されている相図からはより低い圧力で合成できる可能性が考えられる。そこで本研究では、立方晶窒化ハフニウムの新たな合成法を探索するため、ベルト型高圧装置を用い、ハフニウム-窒素結合を有する非晶質固体からの5.5-7.7 GPaでの立方晶窒化ハフニウムの合成を試みた。種々の温度で合成を試みたが、今回の実験条件では、立方晶窒化ハフニウムの生成は認められなかった。