表題番号:2019R-073
日付:2024/11/15
研究課題国内外における日本語コミュニケーションの実態を踏まえた日本語教育のデザイン
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 国際学術院 大学院日本語教育研究科 | 教授 | 小林 ミナ |
- 研究成果概要
本研究は国内外においてどのようなコミュニケーションが日本語で行われているのかを明らかにすることを目的とする。具体的には,下記5つのテーマに関する実例を資料として収集した。
1.LINEにおける共通語と方言の使い分け
2.日本語学習者のLINEにおけるスタンプの使用
3.日本語学習者におけるSNSの使い分け
4.職場業務連絡用グループLINEに現れる絵文字・スタンプの使用
5.コンビニ従業員におけるLINEの業務連絡
また,舩橋瑞貴氏(群馬大学)に「SurveyMonkey®を利用した言語生活調査のデザイン」というタイトルで講演を依頼した。この講演は,次の成果に基づく。
舩橋瑞貴「書く/打つ言語生活の実態調査―「具体的な状況」を「設定」するための調査デザイン―」「「具体的な状況設定」から出発する日本語ライティング教材の開発」国立国語研究所公開研究会,2017年2月千
石昂・日野純子・舩橋瑞貴「書く/打つ言語生活の実態調査―調査デザインと予備調査報告―」「「具体的状況設定」から出発する日本語ライティング教材の開発第2回公開研究会」国立国語研究所公開研究会,2018年1月
千石昂・日野純子・舩橋瑞貴「日本語による「書く/打つ」言語行動の実態―国外在住の日本語母語話者と国内外の非日本語話者に注目して―」2018年日本語教育国際研究大会,ヴェネツィア・カ・フォスカリ大学(イタリア),2018年8月
その他,2020年2月にベトナムにおいて研究成果の発表を予定していたが,コロナ禍による渡航制限により研究会が中止となった。