表題番号:2019R-065 日付:2020/04/10
研究課題競泳選手の肩関節障害の発生機序解明と予防策の考案
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 助手 松浦 由生子
研究成果概要
近年、競泳日本代表選手の肩関節障害が増加傾向にあり、発生機序解明と予防策の考案が求められている。本研究の目的は大学エリート競泳選手20名を対象に肩関節障害発生の既往の有無で泳動作中の筋活動を比較し、肩関節障害発生要因を検討することである。
肩関節障害群は既往がない選手と比較して、上肢と体幹・下肢の筋協調性が低下していることが明らかになった。今後、肩関節の障害を有する選手のリハビリテーションは肩周囲だけでなく体幹や下肢との協調性を高めるエクササイズの導入が求められる。