表題番号:2019R-061 日付:2020/04/09
研究課題足底固有知覚入力(足底振動刺激)の効果に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 教授 熊井 司
(連携研究者) 早稲田大学スポーツ科学研究科 後期博士課程 奥貫拓実
(連携研究者) 早稲田大学スポーツ科学研究科 後期博士課程 前道俊宏
(連携研究者) 早稲田大学スポーツ科学研究科 リサーチフェロー 屋比久博己
研究成果概要
足底振動刺激が足底感覚及び姿勢安定性に与える効果を検討した.健常成人を対象に,足底振動刺激前後で足底の触覚検査及びstar excursion balance testSEBT)を実施した.足底振動刺激は先行研究にプロトコルに則り1分×5セット実施した.結果は足底振動刺激前後で足底感覚及びSEBTに統計学的な有意な変化は見られなかったが,SEBTで改善傾向がみられた.SEBTは足関節捻挫の再損傷を予測したと報告されており,今後は症例を対象に実施する予定である.また,触覚の即時変化は得られなかったため,その他の姿勢安定性に関与する下肢筋活動などを測定する予定である.