表題番号:2019R-055 日付:2020/03/25
研究課題東アジアの幼児の生活習慣や体力の実態に基づいた健康づくりシステムの構築
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 前橋 明
(連携研究者) 早稲田大学人間科学学術院 助手 宮本雄司
(連携研究者) 早稲田大学人間総合研究センター 招聘研究員 石井浩子
(連携研究者) 早稲田大学人間科学部eスクール 教育コーチ 泉 秀生
(連携研究者) 早稲田大学大学院人間科学研究科 博士後期課程 姜 碧瑩
研究成果概要

2017年〜2019年の長日期(5月〜9月)に、中国の北京市、台湾地域の幼児園と日本の京都府内のこども園に通う3歳〜6歳児、計3,122人の保護者に対し、幼児の生活習慣調査を実施し、3地域の幼児が抱える健康管理上の課題を抽出し、検討した。その結果、

()北京と京都の幼児の睡眠時間は、9時間30分未満の短時間睡眠で、台湾地域の幼児より約1530分短かかった。台湾の幼児は、遅寝遅起きで睡眠リズムのズレを生じていた。

() 降園後の活動では、平均外あそび時間が短いことと室内での静的あそびが多かったことを確認した。また、3地域の共通の課題としては、毎日1時間以上のテレビ・ビデオ視聴をしており、成長期の運動不足を招いているものと推察した