表題番号:2019R-041 日付:2020/04/12
研究課題大質量星から中性子星またはブッラクホール形成に至る多次元的進化の総合的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 山田 章一
研究成果概要

  本研究課題は、形成時の質量が太陽の約10倍以上であるような大質量星が、準静的進化の後にコアの重力崩壊により超新星爆発を起こし、中性子星またはブラックホールを形成するに至るまでの一連の進化を、第一原理計算と現象論的計算とを巧みに組み合わせる事によって定量的に明らかにすることを目指している。

 今年度は以下の3つを進めた。

(1)自転する大質量星および原始中性子星の平衡形状とその進化を計算するため、スペクトル法を用いた定式化を進めた。また一般相対論化も行った。

(2)超新星爆発の軸対称2次元と対称性を課さない3次元における第一原理計算。特に後者はバウンス後20msまで計算を進めた。

(3)⑵のコードの一般相対論化とテスト計算を進めた。