表題番号:2019R-032 日付:2020/04/11
研究課題宇宙⼤型展開構造物の結合界⾯に由来する形状精度悪化メカニズムの解明
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 石村 康生
(連携研究者) 理工学術院 教授 宮下朋之
研究成果概要

キネマチックカップリングにおけるラッチ完了条件の理論式の妥当性を実験的に確認し,その成果の報告をInternational Symposium on Space Technology and Scienceにて行った.また熱サイクル負荷時における結合界面での滑りについての評価を行い,サーマルスナップの発生要因とその関係性についての検討を行った.熱変形に関しては,周期的な熱入力を加えることで,周波数空間上での要因分離を行い,外的環境に対して,ロバストな試験方法の提案・実証をした.最後に,固着の主要因の一つである摺動の低減を狙い,転がりによる無摺動関節機構を検討し,その概念設計を行った.電磁石の実装によって,着脱も可能となり,ジェンダーのコントロールも容易に実施が可能となる.