表題番号:2019R-026 日付:2020/08/31
研究課題高等教育機関のユニバーサルデザイン導入実態と米国の先行事例に学ぶ導入プロセス
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 矢口 哲也
研究成果概要
本研究は、ユニバーサルデザイン化が進む米国の高等教育機関のキャンパスの調査を行い、物理的環境の整備と合わせ40年間にわたり培われてきたキャンパスデザインプロセスへの障害を持つ学生の設計参加の手法とその効果、障害をもつ学生への支援制度や組織・運営の方法を明らかにすることを目的とした。
 障害者学生受け入れに積極的、かつ大学のユニバーサル化により積極的な高等教育機関として、米国の3大学を選び調査対象とし、ウエブサイトで公開されているマスタープランの調査、キャンパス施設担当者への電話・E-mailインタビューにより、ユニバーサル化の取り組みを時系列に整理しその実施プロセスを明らかにした。物理的な環境、情報支援、制度作り、組織・運営については、障害学生受け入れ担当者、施設管理者、利用者や設計者へのアンケート、インタビューなどの現地調査を実施している。