表題番号:2019R-023 日付:2019/11/08
研究課題人や機械の勘違いを活用した日常の再解釈を促す自律的なメディア装置
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 准教授 橋田 朋子
研究成果概要
本研究は「日常空間の対象に自然と目を向け, 新たな視点で見たり考えたりすることを触発する」ための新たなメディアを検討するものである。そのために “人の勘違い”や “機械の誤認識”を活用したシステムを幾つか開発した.まず,“人に,その周りにあるものを鑑賞すべき対象と思わせる美術用品を実世界に配置して自律的に動かし,さらに鑑賞対象となった日常風景に対し, 機械の誤認識に基づく正解に近いけれどちょっとずれた作品タイトルを生成する仕組みCurating Frameを開発・改良した.次に  “本来偶然生じる現象(棚からぼた餅)を意図的に生成して,勘違いに基づく幸せな瞬間を演出するシステム”棚ぼたデザインに関しても開発を進めた.