表題番号:2019R-014 日付:2020/02/25
研究課題韓国語学習者の会話における誤用研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文学部 教授 印 省熙
研究成果概要

 本研究では中上級と上級の学習者124名による会話録音資料を用い、会話における韓国語誤用の様相を観察した。その結果、レベルの高い学習者においても、「助詞」において日本語の影響による単純な誤用が改善されにくいことや、「한국어에서</중에서>」(韓国語で<→韓国語の中で>)のような日本語の直訳による誤用、「클래스<>」(クラス<→班>」のように日本語の外来語をそのまま用いる誤用などが見られた。

 これらの会話における誤用内容を含み、作文と会話における誤用を改善するための指導案や問題集が韓国語教育において急務であると考えられ、今後、誤用改善のための指導案の開発を進めていくことにしている。