表題番号:2019Q-047 日付:2020/04/17
研究課題省エネ行動における非価格要因の経済分析:構造アプローチと実験アプローチの融合
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 政治経済学術院 政治経済学部 教授 有村 俊秀
(連携研究者) 商学学術院 教授 片山東
(連携研究者) 政治経済学術院 助教 Ngwang Dendup
(連携研究者) 政治経済学術院現政研 研究助手 矢島猶雅
研究成果概要
 省エネ行動の研究として、京都けいはんなプラザホテルでの宿泊客に対する社会実験のデータ分析を行った。社会実験の介入としては、メッセージ提供、金銭的なインセンティブによるもの、省エネを実現すれば環境団体に寄付するという利他性に訴えるものなどを行った。その結果、金銭的なインセンティブの効果が大きいこと、次いで、寄付(利他性に訴えるもの)の効果があることが示唆された。さらに、ハワイ大学での研究報告を経て、分析を深めたところ、平日宿泊客と、土日宿泊客の間で行動が異なることが示された。これは、ビジネス需要の多い平日、観光需要の多い休日とで、行動が異なる可能性があるということが示唆された。