表題番号:2019Q-030
日付:2020/03/16
研究課題ヨーロッパにおけるEU市民権のパラドクス
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 社会科学総合学術院 社会科学部 | 教授 | 鈴木 規子 |
- 研究成果概要
2016年6月の国民投票の結果、EU(欧州連合)からの離脱が決まったイギリスであったが、2019年3月末の離脱期限を延期した。この事態の影響について、フランスに移住したイギリス人に聞き取り調査から明らかにした。EU加盟国の国民に保障されている域内の自由な移動・居住・就労や共通社会保障制度を享受してきたが、EU離脱によってイギリス人はEU市民権を手放すことを不安に感じていた。この成果は、論文にまとめて編著書としてベルギーの出版社Peter Langから刊行することが決まっている。また、これまでの経緯について、学内の国際シンポジウムで発表した。