表題番号:2019Q-025 日付:2020/04/07
研究課題水素生成のための液体アンモニアおよび水溶液中アンモニア電気分解特性の向上
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 講師 花田 信子
(連携研究者) 早稲田大学先進理工学部 教授 野田優
(連携研究者) 早稲田大学先進理工学研究科 修士課程2年 小長谷優佑
(連携研究者) 早稲田大学先進理工学研究科 修士課程1年 赤木夏帆
(連携研究者) 早稲田大学先進理工学研究科 修士課程1年 Patil Neel
研究成果概要
高容量水素貯蔵のキャリアとしてアンモニアに着目し、液体アンモニアもしくはアンモニア水溶液から電気分解により水素を生成した。本研究では、高電流密度を低電圧で出力する高効率な電気分解セル構築のための基礎検討を行った。液体アンモニア電気分解反応に対して、過電圧の高いアノード反応特性の向上のために、触媒金属の窒素との結合のしやすさに着目した。窒素との結合が中間の強さである触媒金属が高電流密度を示すことが明らかになった。また、アンモニア水溶液電気分解反応に対しては、電極の反応場を3次元的に拡張するために白金ナノ粒子を担持したカーボンナノチューブ膜電極を適用し、アノード電流密度の増大を実現した。