表題番号:2019Q-023 日付:2020/04/10
研究課題公共空間における拡張現実技術(AR)の融合による誘導法の効果
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 菱山 玲子
研究成果概要

AR-PoIAR-Point of Interest)を用いた誘導では,被誘導者が困惑し立ち止まる振舞い(戸惑い行動)がみられる場合がある.戸惑い行動が生じる場所を事前に予測できれば,誘導システムを開発する際,戸惑い行動を回避するための対策を講じることが容易になる.そこで,AR-PoIを用いた誘導時に生じる戸惑い行動の発生個所を明らかにするための方法を検討する.研究ではまず,キャンパス内に設置したAR-PoIAR-Point of Interest)への誘導データから戸惑い行動が生じる箇所を特定する実験を行う一方,戸惑い行動を内部モデルとするエージェント・シミュレーション実験を行った.シミュレーション結果と現実空間での誘導データとを照合し,その予測の有効性を明らかにした.