表題番号:2019Q-020
日付:2020/04/09
研究課題複雑な流体現象のモデリング,マルチスケール構造の解明と数理解析
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 基幹理工学部 | 教授 | 吉村 浩明 |
- 研究成果概要
複雑な流体現象のモデリングとマルチスケール構造の解明に関して,
(1) 摂動を受ける2次元レイリー・ベナール対流の周期解とその分岐現象の解析
(2) キャビテーションクラウドの非定常現象に関する実験及び数値解析
の2つの項目について研究を実施した.(1)では,流速ベクトル場に摂動を与え,その振幅と周期(周波数)をパラメータとした時の周期軌道の分岐構造を数値解析によって調査した.さらに,実験を行い,2次元レイリー・ベナール対流に現れるラグランジュ・コヒーレント構造を検出する事に成功した.(2)においては,クラウドの非定常挙動の実験を行ない,衝撃波の発生と圧壊の時刻について調査した.また,SPH法による数値解析を行い,クラウドの生成の様子を再現することに成功した.