表題番号:2019Q-019 日付:2020/06/15
研究課題映像監視システムの持続可能な運用法に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 小川 哲司
研究成果概要
ビッグデータの蓄積を待たずに映像監視システムを早期運用しながら,日々蓄えられるデータを効率的に利用してシステムを成長させる枠組みの確立を試みた.特に,本研究では,パターン認識に基づく映像監視の結果をクラウドソーシングを活用して修正することで,システムの早期運用段階においても高い検知性能を保持する枠組みの開発と検証を行った.映像情報を用いた繁殖牛の分娩検知システムの開発を通じて,提案した映像監視システムの早期運用法に関する評価を行ったところ,パターン認識(分娩検知)とクラウドソーシングを併用することにより,分娩の見逃しを低く抑えながら誤検出を抑制でき,映像監視システムの早期運用が可能であることを明らかにした.