表題番号:2019N-019 日付:2020/05/13
研究課題抗腫瘍性抗生物質SF2575の不斉全合成研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 中田 雅久
研究成果概要
 2-ブロモ-N,6-ジヒドロキシベンズアミドの脱水反応後、ベンジルアルコールとの光延反応を行うと選択的に3-ベンジルオキシ-4-ブロモベンゾ[d]イソキサゾールに変換できた。さらに3-ベンジルオキシベンゾ[d]イソキサゾール-4-オールへの変換も可能であったが、ここまでの総収率が若干低いため、反応条件の最適化中である。 また、3-ベンジルオキシベンゾ[d]イソキサゾール-4-オールのキラルなパラキノンモノヘミアミナールへの変換を検討した。アミノアルコールと各種酸化剤を用いた直接的導入は困難であったが、ジメチルアセタールへ高収率で変換できたので、そのアセタール交換による変換を検討中である。