表題番号:2019E-108
日付:2020/03/26
研究課題確率外力とラフフラックスを持つ保存則方程式の解の一意存在性理論の構築
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 高等学院 | 教諭 | 登口 大 |
- 研究成果概要
- 本年度は確率外力とラフフラックスを持つ保存則方程式の解の『存在性』に関する研究に焦点を当てた。本研究では線形方程式による近似法(Bhatnagar-Gross-Krookモデルによる近似法)を採用し、近似方程式を構成することから始めた。その後、構成した近似列の収束の可能性を探った。本手法では、近似方程式の主要部分であるラフ輸送方程式の解の存在性、L^p連続性、有界性を必要とする。昨年度に、これらのラフ輸送方程式に関する研究を行ったがその証明の一部に誤りがあったので、その修正を含めて、良い結果を得ることに成功した。