表題番号:2019E-102
日付:2020/04/15
研究課題古代東アジアにおける対外関係と地域支配の連関についての研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 高等学院 | 教諭 | 柿沼 亮介 |
- 研究成果概要
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本研究では、古代東アジアにおける対外関係と地域支配の連関について、入境地や入境経路上の各地域における外交使節への対応から検討した。特に、日本の遣唐使の中国入境後の現地での対応や、中国における外交使節の活動を支えた在唐新羅人のネットワークについて明らかにするため、『入唐求法巡礼行記』にみえる遣唐使の動向や円仁の滞在地について、中国の江蘇省、山東省周辺において調査を行った。その結果、古代の中国における日本や新羅からの外交使節の来着地においては、公的な対応だけでなく民間のネットワークが機能していたが、両者は必ずしも補完関係にあったわけではないと考えられる。今後は両者の関係性に注目して検討を進めたい。