表題番号:2019E-097 日付:2020/06/01
研究課題非対面/対面コミュニケーションにおける言語行動に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 日本語教育研究センター 講師 吉田 好美
研究成果概要


本研究課題は、対面と非対面、それぞれのコミュニケーション場面で断りのプロセスがどのようになされていくかを分析することで、非対面コミュニケーションならではの断りの新たな特徴や構造を解明することを目的とする。日本語母語話者のLINEのデータと対面のロールプレイデータを収集し、補完的にフォローアップインタビューも実施した。データを分析した結果、断りの構造の中でも、代案の機能において対面と非対面で表出されたものが異なっていた。研究成果は2019年度に「断りにおける代案に関する一考察」として口頭発表を実施した。今後は断りで見られる代案以外の機能についても詳細に分析していく予定である。