表題番号:2019E-080
日付:2020/04/12
研究課題競泳選手の肩関節障害予防トレーニングの効果検証
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 | 助手 | 松浦 由生子 |
- 研究成果概要
- 本研究の目的は競泳選手の肩関節障害の発生要因を身体的特性の側面から検討し、結果に基づいた肩関節障害予防トレーニングを導入し、その効果検証を行うことである。対象は競泳選手53名で肩関節障害発生率の算出と肩関節機能評価を行った。肩関節機能評価には肩甲骨の運動異常を評価するスキャプラディスキネシステスト、肩甲帯や肩関節の複合的な柔軟性の指標となる肩回旋幅、肩関節内旋・外旋可動域である。肩甲骨の運動異常の保有および105度以上の肩関節外旋可動域が肩関節障害の発生と関与していた。今後は肩甲骨運動異常の改善や肩関節求心位保持トレーニングを導入し、障害発生率の変化を検討していく。