表題番号:2019E-070
日付:2020/04/30
研究課題児童遊園における固定遊具の配置と選定システムに関する研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
---|---|---|---|
(代表者) | 人間科学学術院 人間科学部 | 助手 | 宮本 雄司 |
- 研究成果概要
- 子どものあそび場としての児童遊園における固定遊具に関する研究を進めるための基礎として、日本スポーツ振興センターの「学校の管理下における災害」のデータを用いて、ケガが生じやすい固定遊具を年齢別に分析した。安全規準については、日本公園施設業協会が定めた「遊具の安全に関する規準」から、対象年齢別の固定遊具の安全規準を整理した。その結果、(1)固定遊具でのケガの発生は、1~3歳児では、すべり台、砂場、総合遊具が、4~6歳児では、すべり台、総合遊具に加え、鉄棒や雲ていが、上位となる特徴がみられた。(2)落下高さの規準は、1~3歳児用では90cm、3~6歳児用では2m、児童用では3mであり、対象年齢表示のない固定遊具で遊ぶ場合は、保護者や保育者が幼児の年齢に応じた落下高さに留意する重要性が示唆された。