表題番号:2019E-014 日付:
研究課題アメリカ映画におけるヴォイス・オーヴァーによる語りについての研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 助手 川崎 佳哉
研究成果概要
本研究は、アメリカ映画におけるヴォイス・オーヴァーによる語りを研究対象とし、この技法がアメリカ映画史において持つ意義を検証した。映画研究では視覚的なイメージに対して聴覚的な音声が軽視される傾向にあるが、トーキー化以降のアメリカ映画において登場人物による「語り」が重要であることは明白である。本研究では、とりわけイメージとして表象されることのない語り手によるヴォイス・オーヴァーの持つ意義が十分に認識されていないという見解から、ラジオからの影響を含めて声だけによる語りという技法の実態を明らかにするための調査を実施した。