表題番号:2019E-013
日付:2020/04/01
研究課題トンガ王国トンガタプ島における中国系雑貨店の運営実態と社会的役割
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 文学学術院 文化構想学部 | 助手 | 北原 卓也 |
- 研究成果概要
- 2019年8月および2020年3月にトンガ王国トンガタプ島でフィールドワークを実施し、中国出身者を中心にインタビュー調査を行った。その結果、出身地は福建省が最も多く、次いで広東省が多いということがわかった。中国出身者は、いずれも親族や知人の伝手をたどってやってきており、長年住み続けている人々は一様にトンガの気候や人々の友好性に魅力を感じて定住の選択をしている。定住者は、トンガ人との交友関係などを通じてトンガ社会とも深く関わりを持つ一方で、中国出身者同士の横のつながりは限られている。トンガ商工会議所には、中国系事業者が参画するようになり、トンガ社会との協働姿勢が見られるようになってきている。