表題番号:2019C-684
日付:2021/06/09
研究課題AIを利用したクリエイティブ作品の消費に関する研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 商学学術院 大学院経営管理研究科 | 教授 | 川上 智子 |
- 研究成果概要
本研究はAIを利用したクリエイティブ作品の消費に関し、人間の創作物との比較を通じて、消費者の態度や行動の特徴を解明することを目標に行った。具体的にはクラシック音楽の分野でAIにモーツァルトやベートーヴェンなどの約3万曲を学習させ、モーツァルト風の楽曲を2曲制作した。さらにモーツァルトが幼少期に作曲した楽曲と共に2020年8月1日に川上研究室がプロデュースするクラシックコンサートで披露し、聴衆の反応を来場者への質問票調査他で確認した。その結果、AI曲はモーツァルトとほぼ同等の高い評価が得られたが、モーツァルトの楽曲との類似性やクラシック曲としての便益については課題があることも明らかになった。