表題番号:2019C-628 日付:2020/04/10
研究課題外国人材と組織を支援する対話型ビジネスコミュニケーション研修開発に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 日本語教育研究センター 准教授 金 孝卿
研究成果概要
本研究では、外国人材と組織を支援する持続可能な対話型ビジネスコミュニケーション研修モデルの構築を目指し、これまでの研修に対し評価・検証を行った。都内の企業で働く若手社員向けの「ケース学習ワークショップ」を実施し、参加者同士のやり取りの内容を分析した。分析の結果から、次の2点を明らかにした。①他者との対話によって、自身の職場での実践を振り返り、より多角的な視点から問題を発見し解決するきっかけを作ることができる。②外国人材を雇用する企業に求められる多文化共生の職場環境づくりにおいて、ケース学習が提案する対話による問題解決のプロセスの共有は、組織内での対話や社員間の関係構築を促す有効な手段となる。