表題番号:2019C-622 日付:2020/06/01
研究課題歴史的社会背景と修学実態の関連性に関する検討
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 国際学術院 大学院アジア太平洋研究科 講師 芦田 明美
研究成果概要

1951年から1979年の間に対象校に入学した3,271名の児童の学籍記録を第一学年への登録者数、最終学年到達者数、退学者数ごとに算出し、歴史的社会背景及び経済状況に関する情報を登録者数、最終学年到達者数、退学者数からなる修学動向とのつき合わせを実施。その結果、軍事クーデターの発生時期には登録者数の増減が見られ、教育へのアクセス自体が不安定となり、特に中米紛争の発生翌年以降に就学者数に顕著な減少が見られた。隣国を中心に激化した影響を間接的に受けたことにより、就学者数に上述した顕著な減少が見られたのではないかと考えられる。研究目的の達成にあたっては、さらなる検討が求められるため、今後も分析を継続する。