表題番号:2019C-618 日付:2020/12/15
研究課題Dissecting the roles of ATP homeostasis in cellular senescence
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 国際学術院 国際教養学部 准教授 吉田 知史
研究成果概要

細胞の活性状態と細胞の老化には密接な関連があると予想されているが確定した根拠はない。本研究では細胞内エネルギーをATP濃度を指標とすることで計測し細胞がストレス応答や老化の過程でATP濃度をどのように保持するのか?またATP濃度に異常が生じた際に細胞にどのような不都合が起こるのかを検証した。これまでに我々は生きている個々の細胞内でのATP濃度を定量的に測定する系の開発に成功した (Takaine et al., J Cell Sci. 2019, Ito et al., BBRC. 2019)。この系を発展させ老化を含む様々なコンディションでのATP濃度変化を可視化へと挑戦している。