表題番号:2019C-610
日付:2020/06/11
研究課題アスリートの可塑性における競技特性の検討
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 | 講師 | 中川 剣人 |
- 研究成果概要
アスリートにおける中枢神経系の可塑的変化を検討するため、二種類の実験を行った。一つは、脊髄反射の可塑的変化を調べるため、脛骨神経への電気刺激によってヒラメ筋からH反射を誘発し、M波最大振幅値に対するH反射最大振幅値を脊髄反射の興奮性の指標として評価した。また、姿勢によるH反射の変動にアスリート特異性が見られるか検討するため、伏臥位と立位の二条件でH反射のリクルートメントカーブを計測した。また、MRIを用いて、アスリートにおける脳の構造、安静時機能ネットワークを計測する実験を行った。今後も研究を継続し、被験者数を増やしたうえで、アスリートにおける特異的な中枢神経系の可塑的変化を明らかにする予定である。