表題番号:2019C-609 日付:2020/03/24
研究課題女子大学生における月経異常と食習慣及び栄養素摂取状況との関係
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 講師 薄井 澄誉子
研究成果概要
本研究は,女子大学生の月経異常の発症状況と食習慣及び食品・栄養素摂取の状況との関係を明らかにすることを目的とした.518名の女子大学生にアンケートによる月経や食習慣及び食品・栄養素摂取量の調査を行ったところ,有効な分析対象は400名であった.分析の結果,月経異常群(314名)は,月経正常群(86名)に比べて,初経年齢が有意に低かった(p=0.004).また,月経異常群は月経正常群に比べて,ビタミンAが有意に低く(p=0.026),普通・高脂肪乳(p=0.035)及びフルーツ(p=0.019)の摂取量が有意に少なかった.本研究の結果により,月経異常の有無に主にビタミン類の摂取が関連するかもしれないことが示唆された.