表題番号:2019C-606 日付:2020/06/08
研究課題下肢筋群の機能を高める新たな歩行様式の解明:健康寿命延伸に向けて
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 教授 川上 泰雄
研究成果概要
 本研究では、日常で最も頻繁に行う運動である歩行の「トレーニング効果」に着目して、健康の維持・増進を視野に入れた研究を計画し、2019年度はそのための基礎研究を実施した。健常な成人男性と子ども(38歳)を対象として、歩行中の筋活動の計測や3次元動作解析を通して歩行中の骨格筋メカニクスを探るとともに、その成長過程や筋量分布との関連性について検討した。子どもに特徴的な歩行の特徴や発育に伴う変化と、安定した成人歩行との違いについての知見を得ることができ、現在、論文の投稿準備中である。また、下腿三頭筋を構成する腱組織の力学的特性に関する研究を遂行し、腱組織に存在するユニークな振る舞いを解明した。