表題番号:2019C-570 日付:2020/02/13
研究課題シングルセル・オミクス解析による、細胞が休眠から目覚める分子機構の解明
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 佐藤 政充
研究成果概要
本研究では、休眠状態の細胞が、周囲の環境の変化に伴い休眠を打破して活動を開始する際に、どのような分子機構が働くのか、その解明を目指している。分裂酵母は減数分裂の結果として配偶子に相当する胞子を形成する。胞子は栄養に乏しい状態でも長期にわたり休眠状態を維持するが、周囲の栄養状態が改善すると、これを認識して発芽をおこない、その後通常見られるような体細胞分裂周期に入り、増殖を繰り返す。我々は休眠打破の分子機構を解明するために、遺伝子発現解析をおこなうことで、休眠から発芽にかけて、どのような遺伝子が発現変動するのかを調べた。