表題番号:2019C-568 日付:2020/04/01
研究課題セロトニン受容体を介した食事タイミングの乱れによるうつ症状誘発のメカニズム解明
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 講師 原口 敦嗣
研究成果概要
 食事タイミングの乱れた夜食症候群や睡眠関連摂食障害の患者の多くがうつ症状を示すことが知られていることから、食事タイミングの乱れがうつ症状誘発に関与している可能性が示唆でき、実際に申請者はマウスを用いた実験からこれらの関連性について既に確認している。そこで本研究では、食事タイミングを乱した給餌条件下で飼育したマウスを用いて、セロトニン受容体やCREBなどのうつ症状に関与するタンパク質の発現量を海馬のサンプルを用いて測定した。その結果、乱れた食事タイミングによりCREBのリン酸化率が低下していることが確認された。今後は、さらなるメカニズム解明を行う予定である。