表題番号:2019C-567 日付:2020/04/02
研究課題朝または夕の一過性持久性運動が24時間の血糖値変動に及ぼす影響
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 講師 金 鉉基
研究成果概要
 本研究では、朝または夕の異なる運動実施時間帯における血糖値の日内変動および血中指標に及ぼす影響について検討を行った。健康な若年男性10名を対象とし、一過性および1 週間の短期介入を行った。その結果、一過性および短期介入とも夕の持久性運動が朝の持久性運動に比べて運動後の血糖値の日内変動が穏やかであることが見られた。しかし、朝と夕で統計的な有意差は見られなかった。また、短期介入で夕試行においてのみ介入前に比較して介入後、インスリン分泌刺激ホルモンであるGIPおよびGLP-1の増加傾向が見られた。したがって、朝の持久性運動に比較して夕の持久性運動が日中の血糖値コントロールのためにより有効かもしれない。