表題番号:2019C-540 日付:2020/03/31
研究課題ソフトウェア開発における形式的手法とデータ指向技術の融合
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 岸 知二
研究成果概要
信頼性や安全性が求められるソフトウェア開発においては,数理論理学に基づく厳密な形式手法の適用が進められ効果を上げてきた.一方,ビッグデータ解析や機械学習などのデータ指向技術が進歩しそれらのソフトウェア工学への適用も広く検討されている.それらの特徴を実証的に確認するために、類似したソフトウェアのテスト対象に、機械学習を用いたテストケースの修正、確率を用いたテストケース優先度付け、論理を用いたテストスイートの削減などを行った。基本的には論理アプローチは厳密性、データ指向アプローチはスケーラビリティという特性があるが、問題の性質に応じてその特性はかなり変動することが確認された。