表題番号:2019C-533 日付:2020/04/10
研究課題日本の公立病院の経営圧迫要因の分析:ボウモルのコスト病の有無の検証
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 商学部 講師 谷口 みゆき
研究成果概要
現在日本では、高齢化による医療費の増大が、財政を逼迫している。公立病院の経営赤字にはすでに対策がなされており、民間の効率的な経営手法を取り入れるべく、Private Finance Initiative(PFI)を導入した公立病院もあるが、依然として赤字が続いている。最近では病院間の協働を促す動きもある。本研究では、PFIや病院間の協働が国公立病院の経営に与える影響を定量分析する第一歩として、公立病院のデータを都道府県別に集計してデータセットを整備し、Bates and Santerre (2013)をベースにしたモデルを推計することで、コスト病の存在の検証と公立病院の赤字の要因分析を試みた。