表題番号:2019C-528 日付:2020/05/08
研究課題実簡約リー群の表現の絡作用素とルート系の関係
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 講師 北川 宜稔
研究成果概要
リー群の分岐則が、具体的な不変量によってどのように統制されるかについて研究を行った。
分岐則が扱いやすい状況として、離散的に分解するという場合が存在する。
本研究において、表現が離散的に分解するための条件を、 wave front set と呼ばれる表現の不変量を用いて与えた。
さらに、離散的に分解したうえで重複度が有限になるという許容的になるための条件も、同様の手法により与えた。
これらの結果は実簡約リー群の場合には、小林俊行氏の1994,98年における論文の一般化となっている。
この研究結果は、2019年度の表現論シンポジウムにおいて発表された。