表題番号:2019C-521 日付:2020/06/01
研究課題戦後日本の地域における「生存」の仕組みの実証的発展的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 特任教授 大門 正克
研究成果概要
 当初の計画通り、岩手県北上市と陸前高田市でそれぞれ調査を行い、地域における「生存」の仕組みに関する資料の調査・収集とヒアリングを行った。北上市では、今まで十分に把握できていなかった1950~60年代における和賀町町会議事録を閲覧・調査することができ、当該期における保健衛生や生活改良の取り組みについて、より深い理解が可能になった。陸前高田市は、東日本大震災により壊滅的な被害を受けた地域であり、地域の資料の多くが喪失されてしまったなかで、津波の被害を免れた資料を発見することができた。今後、この資料の検討・分析を進める予定である。