表題番号:2019C-510 日付:2020/04/05
研究課題中世日本における廃墟の美術と文学に関する基礎的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文学部 教授 山本 聡美
研究成果概要
 本研究課題では、中世日本における絵画(絵巻・掛幅画・工芸意匠)と文学(詩歌・物語・説話)を対象に、「文化的土壌としての廃墟」の概念を浮き彫りにすることを目指した。「廃墟」という論点を明確化するための研究会を、2019年度中に4回実施した。そこでは、文学・美術史領域にまたがる共同研究者6名の参画を得、法華経絵、源氏絵、院政期における廃墟の歌、方丈記などについて検討した。本研研究会は2020年度以降も継続し、出版及び展覧会、国際シンポジウムへと展開することを企図している。