表題番号:2019C-492 日付:2020/03/23
研究課題成年後見法制におけるいわゆる「一元主義」の可能性
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 法学部 准教授 山城 一真
研究成果概要
 本研究は、2018年9月に公表されたフランス破毀院の報告書「人の法的保護の展開」によって提唱された「一元主義」の制度構想についての研究を行うことを目的とするものである。
 本研究の実施期間前半は、代表者の在外研究の期間と重複するため、その間に、ナタリー・ペテルカ教授(パリ第12大学)との間で研究交流を行った。日程の都合から、ペテルカ教授の年度内の招聘は断念したが、次年度以降も、本研究の成果を基礎として同教授の招聘を視野に入れた研究活動を進める。
 本研究の成果として、障害者権利条約および一元主義の採否をめぐる日本法のもとでの議論状況を紹介するための論稿が、フランスとケベックにおいて刊行される。